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読書日記465

         プラトン『法律 (上) 』岩波文庫 (1993年)

■株式会社岩波書店

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日記

最近はプラトン『法律 (上) 』の記事ばかり書いていたので、他の本の感想についても書き残したい。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/18/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98464/

    

今日は愛読書のひとつ、岡本太郎『自分の中に毒を持て』をまず読む。

その後、

・ヘンリー・ジェイムズ『ロデリック・ハドソン』講談社学芸文庫 (2021年)

・ルクレジオ『文学と書物への愛を語る』作品社 (2022年)

・松岡正剛『本から本へ 千夜千冊エディション』角川文庫 ‘(2018年)

を読む。

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岡本太郎の本は定期的に読むことにしている。

岡本太郎の芸術に関しては全くの素人ではあるが、一貫した彼の思想から学ぶことは多い。

まず、好奇心の大切さを再度教えてもらった。

何かやりたくなればすぐにやる。飽きてもいい。やることが大事である、と。

へンリー・ジェイムズは、哲学者ジェイムズを兄弟に持つ、ある意味特殊な作家でもある。

芸術で成功をすることを夢見たハドソンと、それを応援するローランドによる、冒険的な小説である。芸術と人生、そして恋愛という、今の自分にとって関心の高い内容であるので、読んでみることにした。

クレジオからは文学の時代に対する意義や指名を教えてもらった。

クレジオは語る。植民地支配は形を変えてなお現在にも存在していると。

文学は非力かもしれないが、それでも時代の矛盾に立ち向かう力を与えてくれると語る。

うむ。つい頷いてしまった。

個人的に、SDGsは植民地支配とまではいかないが、裏では白人主義を正当化するなんらかの策略があるとみている。そういうことを主張する左翼的な本は多数ある。

松岡氏からは、今日はウンベルト・エーコ『薔薇の名前』という小説がいかに凄いのかを教えてもらった。

エーコ氏は記号論の学者でもある。松岡氏は、読み通せるか不安であったと漏らす。それほどに、彼の小説は仕掛けで溢れているとのこと。

あらゆる情報と記号を小説のなかでリンクさせ、噛めば噛むほど美味しくなるような小説になっていそうである。

読みたいと思ったときに読んでみようと思う。

つづく

公開日2022-06-04

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