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読書日記483

         プラトン『法律 (下) 』岩波文庫 (1993年)

■株式会社岩波書店

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日記

プラトン『法律 (下) 』のつづきを読む。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/19/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98481/

   

182項以降の内容をまとめていきたい。

前回は、犯罪の種類について吟味しようというところでストップした。

今回はそのつづきを追っていく。

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まずプラトンは犯罪の原因を挙げた。

・激しい怒り

・快楽

・無知

そして無知を二種類に分類した。

・単に知らないという意味の無知

・完全に知っているつもりであるという無知

次に「不正」についてプラトンは明確に定義した。

・人が激情、恐怖、快楽、苦痛、羨望等の感情に独裁的に支配されている状態

また、「正しい」こととは、分別があり、今挙げた感情等に支配されず、全体的に秩序ある状態であるとした。

次に殺人に関する罰則について語られる。

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まずプラトンは、故意でない殺人のケースを考えた。

・競技中の死

・戦争中の死

・軍事訓練中の死

・医者による、治療中の死

細かいことは割愛するが、条件を満たせば無罪となるとした。

次に激情を伴う殺人のケースについて語られた。

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激情を伴う殺人について、プラトンは二種類に分類した。

・突発的な衝動によるもの

・計画的なもの

しかしながら、これらは故意でないと断定することは難しいとした。

とにもかくにも、計画的であるかを判断し、計画性のあるものには厳罰、そうでないものは軽くするべし、とした。

200ページ手前まできた。

切りが良いので一度ここで終わりとしたい。

つづく

公開日2022-06-09

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