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読書日記493

ここは小さな読書ブログですが、ページをめくるたびに世界の見え方が変わる瞬間を残しています。
   アーザル・ナフィースィー『テヘランでロリータを読む』河出文庫 (2021年)

■株式会社河出書房新社

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日記

アーザル・ナフィースィー『テヘランでロリータを読む』のつづきを読む。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/19/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98492/

  

1日中じっくり読み進め、460ページまでたどり着いた。

少しずつ当時のイランがどれほど悲惨だったかがこちらにも伝わってくる。

まず憲法について。

わずか9歳の女性に結婚が認められるという狂気。

ある時は、美人過ぎることで罪になり処刑される。

死刑とは、すなわち即石打ちを意味す

狂気。

個人が社会によって規定される。

あまり残酷。

オースティンの章に入る。

オースティンは政治を無視してひたすら執筆をしたのだそう。

個人という唯一無二の存在が政治によって画一的存在に成り下がる。

オースティンは政治の影響力に抵抗したのだそう。

文学はイスラムの前では無力なのか。

芸術は、音楽は。

まずこれを、読みきるまでに考えてみたい。

つづく

公開日2022-06-13

こうして書き残すことは、私にとって読書ブログを続ける意味そのものです。

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