■株式会社晶文社
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日記
つづきをよみすすめた。
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日記
100ページまで読み終えた。
批判的に本書を吟味した。
著者は「大衆」と「エリート」の二項に対立させ、前者は思考せず感情的に判断し、後者はその逆であるとした。
・・・・
「ナッジ」というものが公共政策に取り入れられている。
例えば、年金制度に加入しない場合には申請を出すようにし、そうでない者は自動的に加入させ、「選択肢」を与えるので「強制」ではないことになる。
巧妙な手段である。
巧妙だと思うのは、結局のところ「エリート」による「大衆先導主義」に個人的にはみるからである。
著者はエリートの性質を「功利主義」に近いとした。
合理的に判断するやり方ではあるが、何度も書いているようにそのやり方は時に非情になる。
トロッコ問題でいうならば、いかなる手段を使ってでも多くの人が助かるようなやり方である。
まるで「進歩のためには犠牲はつきもの」のようである。
以上、100ページまで読み、そこそこの不快感を残しながら一度読書をストップした。
次回も慎重に吟味したい。
公開日2022/8/5