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日記
100ページ弱まで読み進めた。
前半ではまず債務に関することが語られた。
結論としては、アメリカの学生債務、自動車債務は減少していくというものであった。
個人的に、結論よりもその構造について詳しく書かれていたのでそちらが参考になったように思う。
英語が何かをするための手段であるように、お金も何かをするための手段である。
したがって、金融について学ぶことは人生について学ぶことよりも下位に位置すると個人的には考えている。
しかしながら、英語を学んで損はないように、金融について学んでも損はないと感じる。
要はバランスだ。
英語に時間を割きすぎては限りある人生の貴重な時間を消費してしまうように、金融もその道に進むのでなければ同様である。
・・・
翻訳書なので基本的にアメリカの話にはなるが、時々世界全体の話もしてくれるので、内容は偏重していないように感じた。
アメリカの不動産価格がどのように決まっているのかが語られた。
消費者が払うものは家を建てるコストとは関係がないとハッキリ書かれていたのが印象的であった。
端的にいえば「官僚制」であるという。
消費者が払うものは高騰する経営幹部の給料、弁護士などの士業を雇うための対価、そして建物が魅力的に見えるようにするための広告費等だとされる。
滑稽な話だと感じた。
なにかを買うとき、自分は何に対してお金を払っているのか、少しは考えてもいいのかもしれない。
公開日2022/8/9