閉じる

読書日記610

テリー・イーグルトン『文学とは何か――現代批評理論への招待(上)』岩波文庫(2014)

■株式会社岩波書店

公式HP:https://www.iwanami.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つづきをよみすすめた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/05/31/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98606/

  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日記

第二章をゆっくり読み進めた。

オックスフォード大学の初期英文学教授は、教授就任の際に、科学の勃興と同時に宗教が機能しなくなったイギリスにおいて「救済」としての文学が必要であることを述べた。

ブルジョア(中産階級)の精神が退化していくことを危惧したのであった。

かくしてロマン主義(架空の物語が心を揺さぶるという考え、立場) が19世紀前半まで隆盛することとなった。

文学にはブルジョアに教養を与える力が期待された時代であった。(古典化)

・・・

経営者層は読書をする人が多い印象がある。

(出口治明。丹羽宇一郎、ホリエモン、ビルゲイツ、ジェフベゾス等)

読書のアウトカム研究に関する本は日本にほとんどない。

読書という行為がどの程度人々に幸福感や充実感、経済的な効果を与えるのか、実証的に研究している人は少ないと思われる。

高度経済成長以後の失われた30年とは、中間層の読書不足によるものであるという見方をすることもできる。

しかし、検証することは非常に困難である。

そういう本を読んでみたい気持ちになった。

公開日2022/8/17

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free