つづきを読み進めた。
135ページほどまで読み進める。
相変わらず父親がどんな人物であったか不明。
そろそろ小説は折り返し地点。これはいっきに展開が進んでくパターンか。
内容に関してはネタバレの関係のため割愛。
僕はやはり文哉に似ている。
営業の電話中はものすごく丁寧で親切。
電話を切った瞬間に別人のように無愛想になる社員。
文哉は人間不信になりそうだと嘆いている。
僕は、それが仕事というもので致し方ないと思っているが、例えば、日常生活においても、普段人と関わっていくなかで、「この人はどこまで演技が入っているのだろう、「どこまで自分を殺しているのだろう」、「どこまで素を出しているのだろう」とつい考える。
電話なら尚更である。
相手がどんな顔をして話しているのか。どんな姿勢で何をしながら電話しているのかが見えない。
そして今日ではマスクによって、ほぼ目しか見えないという状況になっている。
こんなときに大事なものは、やはり言葉だと思っている。
言葉使い、言葉の選択、語尾、語彙力。
言葉とは人間そのもの。
型通りの言葉を選ぶ人間は、往々にして型通りの人間である。
つづく
公開日2022-01-26