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日記
歴史と哲学が重なったような内容であり面白く読めた。
歴史は事実と解釈がごちゃまぜになっている。
本書では事実を学ぶ前に、歴史家について学ぶべきことが書いてある。
辞典であれば信頼性はある程度保証されているが、やはり本となると主観性が強くなるので歴史書について読む前に著者について研究せよ、というメッセージはあらゆるジャンルの本にも言えることであると思う。
何を持って歴史的事実と見なせるのだろうか。
これは問われると意外にも難しい。
普通に考えて、手前から見た左は後ろから見た右であるように、英語で書かれている事実と日本語で書かれている事実が完全に一致しているとは思えない。
わずかな認識の違いが外交なり政治なりに齟齬を生んでいるのだと推察される。
いわゆる歴史認識問題というものであろうか。
思想書だけ読んでいても分からないことは無限にある。
高校時代に歴史を専攻していなかったので時間のある今のうちに勉強しておきたい。
つづく
公開日2022/8/29