■株式会社 みすず書房
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メモ
パウル・ヴィトゲンシュタイン・・・・・(1887-1961)
哲学者ヴィトゲンシュタインの甥、ピアニスト
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日記
本書は「ヴィトゲンシュタインの甥」と「破滅者」の二部構成となっている。
隙間時間を利用しながら「ヴィトゲンシュタインの甥」を読み終えた。
そのあとに解説をさらっと読んだ。
内容としては、甥の晩年について語られる。
かつては才能溢れるピアニストであったが、精神科病院で最期を過ごすことに。
全体的には回想録のような形式で、なんだか寂しい小説であった。
芸術家や哲学者が最期に狂気に陥ることが少なくない。
ヘルダーリン、ゴッホ、ニーチェ、ゲーデル等
狂気と才能に関してはこちらの本に詳しく書かれている。
狂気は本質的に何を意味するのか。
統合失調症とは本質的に何を意味するのか。
個人的に、そういったことを形而上的に考えることがしばしばある。
しかしながら、結局のところ全く分からない。
狂気が先か、才能が先か。
それすらも全く分からない。
脳科学的には「ギフテッド」と呼ばれるそうであるが、私は「本質」にしか興味がない。
いろいろと考えさせられた。
公開日2022/8/29