この本をいつ買ったかは定かではないが、ブログを開始した年(2019年頃)に買ったと記憶している。
ブログを始めた理由はとくになかったが、一度読んだ本の内容を簡潔に言葉にできない自分がいたことはなんとなく覚えている。せっかく読んだのに忘れるというのは愚行に思えた。気が付いたら読書日記を書いていた。
読んだら書く、という単純な作業をおよそ1500回以上やり抜いた今だから言えることがある。
(現在、その1500回以上の記事をこちらのブログに移植する作業を行っている。ただコピペするだけでなく、部分的にリライトも兼ねて行っている)
本書の201項に書いてある「一日に10万文字をインプットし、5000字をアウトプットする」というのはかなりタフな作業であるということだ。
毎日5000字くらい書くようになったのは2024年になった後の話で、2024年でさえに5000字に届かない日も多々あった。今は負荷が大きすぎるので3000字くらいに抑えている。新・読書日記ではそこまで書けないかもしれない。
ただ、やはり1500回以上書いた今ふりかえると、毎日の積み重ねによって、少しずつアウトプットの質と量が共に向上していくのは間違いないということである。
自分なりの言葉も持てるようになり、自信がつく。これからも続けたいというのは変わりない。
“私たちは無からアイデアを生み出しているのではなく、過去の知識や経験を総合することによって、ようやく自分の考えらしきものを作れます。受け売りではない5000字を生み出すために、その約20倍の情報が必要なのです。” P201
文字数にこだわりすぎるのはよくないが、やった分だけ跳ね返ってくる。
ライフハックというタイトルとは相容れないだろうが(楽な方法は無いという意味で)、地道な作業によって少しずつ積みあがっていくのを見ると楽しくもなる。
たまたま部屋に転がっていた本を久しぶりに読んでいてしみじみ感じた。