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読書日記709

        プラトン『パイドロス』岩波文庫(1967)

■株式会社岩波書店

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メモ

ソクラテス

”恋するも者の愛情とは、けっしてまごころからのものではなく、ただ飽くなき欲望を満足させるために、相手をその餌食とみなして愛するのだということを、知らなければならない” P53

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日記

恋愛の話から魂の話へと展開される。

後半の魂に関する対話は奥が深く、すんなり理解できるほど易しくはなかった。

「魂は不死である」

ソクラテスは語る。

・・・

ソクラテスの思想はマルキ・ド・サドと対照的であるようにみえる。

というよりかは、サドの思索力に問題があるのか。

サドについては詳しく分かっていないので言及は控えたい。

ソクラテスは、自分自身の支配者であるとし、恋愛に更けるものを「欲望の奴隷」と語る。

おそらく批判の対象は愛欲、性欲であって恋愛そのものではないと思われる。

「快」自体は善であると他の著書で語っている。(『プロタゴラス』)

吟味すべきは「性的倒錯」である。

ここのところ、スタバに行く度に隣の隣の席あたりから恋愛の話が漏れてくるのであるが、やはり人類、根本的な部分は不変であるように思う。

公開日2022/10/4

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