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読書日記841

読書ブログという形をとりながら、私自身の思索と読書体験を交差させてみたいと思います。
        エッカーマン『ゲーテとの対話 中』岩波文庫(1969)

■株式会社岩波書店

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日記

ゲーテはドイツ人の俗物根性を批判した。

(モーツァルトを指して)「とてつもない精神生活の素晴らしい泉に対してはーーー世間というものはーーーほんのちょっとのあいだ自分に栄養価の高いものを与えてくれるほんのかけらを、ときどき盗んでは満足しているだけではないだろうか?」(一部省略)

また、ゲーテ著『ヴィルへルム・マイスター』については、「これはーーー大衆のために書いたのではなくーーー同じような傾向をとろうとしているほんの一握りの人たちのためのものなのだ」

と話した。

読みたい人だけが読めと、君たちのために書いているのではないと、そのように本を書いていることが伝わった。

来るもの、待つもの。

物事は待つものを取りに行くことが定石だと改めて思った。

公開日2022/11/24

次の記事でもまた、読書ブログならではの読後の余韻を記していければ幸いです。

平成生まれです。障がい者福祉関係で仕事をしながら読書を毎日しています。コメントやお問い合わせなど、お気軽にどうぞ。

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