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メモ
『ゲーテとの対話 中』
(ゲーテ)”詩とか哲学とかの思想が、若い人たちの心中に生起しているとはいうものの、それは周囲の空気と一緒に吸い込んでしまったものだ。ところが、彼らは、それを自分自身のものと考えこんでいるので、自分の名を冠して発表するわけだよ。しかし、時代から受け取ったものをふたたび時代に返してしまうと、ほとんどすっからかんになる。” P165
ゲーテがミルトンを語る
“「私はしばらく前に彼の『サムソン』を読んだが」とゲーテはいった、「これほど古代人の精神を伝えている作品は、近代のどの作家のものにも見当らないな。これは実に偉大なことだ。(一部省略)” P199
『生命の理念Ⅱ』
“資本主義に基づく近代工業国家は、封建主義の時代を通過した国だけが築いて来たという歴史的事実があります。” P51
封建主義・・・人間同士の信頼関係だけに基礎を置く社会。上下関係を中心に恩と義理で結ばれた社会を言う。
・科学と歴史について
“歴史は、神話であり血なのです。学問というのは人間が作ったものですが、歴史は人間が作ったものではなく、人間の方が歴史の中に組み込まれているものなのです。学問は、人間の下位概念であるのに対し、歴史は人間の上位概念です。ですから、人間の方が歴史に合わせて生きるべきものなのです。” P82
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日記
執行草舟氏がなぜマイケル・ヤング『メリトクラシー』を推しているのかようやく理解できた。
愚かな人間は不可能なことをやろうとすることだと理解できた。
執行草舟氏にいわせれば、マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』のなかで提出された提案は明らかに「愚行」だろう。
マイケル・サンデルは自分は嫌いではないが、彼は「宿命」という概念を無視している。
「カントの義務論 VS 功利主義」について考えることが少々滑稽に思えてきた。
それぞれの国にはそれぞれの背景・歴史を持ち、普遍的な政治体制の追求は理想論に終始するのかもしれない。
今日は自分で考える時間が少し足りなかったので今書いたことはのちに撤回する可能性は十分にある。
これは自分のなかで、今でも考察に値するトピックのひとつとなっている。
・・・
本書を読めば読むほど自分が過去にやってしまった失敗というものを反省せざるを得なかった。
失敗だと認めることが大事だと書かれていたので、気が付いただけまだマシなのかもしれない。
ゼロからスタートすればあとは積み上がるだけだが、ずっと気が付かなければ取返しが難しい段階でゼロになってしまう。
本書は読み始めてまだ80ページほどしか読んでいないが、『生命の理念』もいよいよ後半。
これは何があっても最後まで読み切らなければならない。
『ニューヨークタイムズの数学-数と式にまつわる、110の物語』の感想は次回以降に書いていきたい。https://www.amazon.co.jp/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E7%90%86%E5%BF%B5-II-%E5%9F%B7%E8%A1%8C-%E8%8D%89%E8%88%9F/dp/4907514719?&linkCode=ll1&tag=labodokusyofu-22&linkId=741e57d856dda0c13161dd2091d858b2&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl
つづく