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読書日記877

           小田部胤久『美学』東京大学出版会(2020)

■一般財団法人東京大学出版会

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つづきをよみすすめた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/06/29/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98856/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/07/01/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98876/

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日記

この二つを熟読したものの、あまりにも複雑すぎて今日は整理できずに終わった。

カントは「崇高の分析論」において、崇高を「数学的崇高」と「力学的崇高」に分類したが、明確な違いを全く理解できなかった。

今日は読みながら考えたことを少し書き残して読書日記877としたい。

・・・

平均的な顔は美しいという通説がある。

しかし、現時点においては科学的によくわかっていないようである。

このことについてカントと結びつけながら考えた。

人間が多数決を合理的だとみなす(つまりは、民主主義を是とする考え方)その普遍的な判断力と、平均値としての「美人」というこの二つの現象について、全く無関係とは思えなかった。

平均値に関しては、統計学的に中央値のことも考えなければならないので厳密にはまだ調べていないので何も言えないけれども(つまりは平均的な顔と「中央値的な顔」との差など)、直感としては「美人」をめぐる研究は生物学、特に進化論が絡むと思われるので、こういうテーマを考えた人はいるだろうと感じた。

暇があればそういう人たちの考察を追ってみたい。

公開日2022/12/28

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