■有限会社櫂歌書房
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日記
100ページ弱読み進めた。
言葉は取り決めに過ぎない、という命題をソクラテスらが突き詰めていく。
ひとまず「言葉は道具でもある」という結論へとたどり着く。
道具であるとはどういうことか。
まず有用性を検討すると、当たり前ではあるが機能的に考えて名称を統一する必要がある。
言葉が指示するものと対象物の間に普遍性を持たせなければ言葉が有用とはならない。
・・・
一方で曖昧な言葉もある。
意味が定まらない言葉が多数ある。
主観性の強い言葉に見受けられる。
しかしその曖昧な言葉を定義するのもまた言葉である。
「モテる」とはつまり○○で✕✕を満たしている人のことを指す、という具合である。
かくして言葉はトートロジー、無限後退に向かう。
○○とはつまり△△であり、△△とは□□である、という具合に。
言葉と物、つまり言葉の指示するものと対象物が一致することができればこのトートロジーは遮断されるのだろうか。
公開日2023/1/3