つづきを読み終えた。
第四章の後半以降は今後の小川氏の進退に関するお話であった。
特段、まとめる内容はないので、感想を書いてこの本に関する記事は終了にしたい。
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・本のタイトルの意味について
これは誤解を生むタイトルである。
君は総理大臣になれないのか。この「君」とは小川氏のことであって、総理大臣を本気で目指す読者のことではない。タイトルを見ただけで買うと後悔するケースもあるかもしれない。やはり立ち読みは大事である。
・官僚は自民党の下請け
この言葉が印象的であった。
また「省益」という言葉も印象的であった。
組織は往々にして、その組織内の営利を優先しがちであるということを、この本で学んだ。
本書を読み終えて改めて思ったことは、知らなくても良い知識はいくらでもあるが、知っておいても損はない知識もまた同様にいくらでもある、ということだ。
「政治家は○○だ」
「官僚は○○だ」
しかし、実際に中に入ってみないとどんな人がいるかわからない。
読書は偏見を取り除くためには大事だと感じた。小川氏のような、ストイックでお金に揺さぶられない政治家がいることを確認できた。
政治全般のことを言うならば、ネットやSNS、その他別の手段を講じて国民とオープンな議論を増やしていくことはとても大事だと感じる。
政治家だけが熱を持っていても空回りになりかねない。
政治に期待できず、関心が薄い層と積極的に関わらなければ国は変わらない。
もっと小川氏のような議員が増えてもいいと僕は思った。
つづく
公開日2022-01-19