■株式会社実業之日本社
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日記
126項、パスカルのページまで読み進めた。
今日は「崇高」な体験ができた素晴らしい一日であった。
前回『孤高のリアリズム』で戸嶋靖昌について触れたが、今日はその戸嶋靖昌記念館へ訪問し、実物を鑑賞することができた。
芸術鑑賞は前回のゲルハルト・リヒター展以来であった。
また、コシノジュンコ氏の絵も展示されており、そちらも鑑賞した。
コシノ氏の『一本の軸(タイトルうろ覚え)』という作品は、混沌とした、無秩序な空間のなかに、一本の太い線が力強く伸びている印象を受けた。その線はどこかダメージを受けていて、それでもたくましく己を貫いているのだ、というメッセージのようなものを感じた。
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また、執行草舟氏と直接対話する時間を設けていて頂いた。
Youtubeでその人柄や風格をイメージできていたので、そこは想像通りであったが、やはり実物で見ることと、映像だけで見ることは違うということを感じた。
サマセット・モーム、三島由紀夫やサルトル、実存主義やヒューマニズム、腸と脳について、岡本太郎について、芸術と文学について、時間あるなかで精一杯話せることを話した。
緊張してしまい、言葉が出ない瞬間もあったものの、話すだけでも十分に意義のある貴重な時間であった。
執行草舟氏は『葉隠』の精神で生きているということの裏付けとして、「なぜ(執行草舟氏は)小説を書かないのか、なぜ絵を書かないのか」に対する返答でなっとくすることができた。
また、菌に関する深い話や食品添加物と必要悪に関する深い話をすることもできた。
執行草舟氏の考え方は内海聡氏とは根本から違うことを知ることができた。
ニヒリズムの内海氏の思想と武士道の執行草舟氏は、個人的にはやはり武士道のほうに魅力を感じた。
ひとまず『人生のロゴス』は全部読み終えてから感想などを書いていきたい。
(BIOTECの皆様、本日は貴重な時間をありがとうございました。)
公開日2023/2/2