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読書日記935

        尾高朝雄『自由・相対主義・自然法』書肆心水 (2018)

■書肆心水有限会社

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日記

今日はとくに激しい乱読の一日であった。

そのなかでも『評伝 小室直樹 (上)』は250ページほどいっきに読み進めたのでこちらの感想を軽く書いて今日の日記としたい。

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宮台真司、大澤真幸という現代の言論界におけるトップを走っている学者たちは「小室ゼミ」の出身であることは最近になって知った。

小室直樹という人物はいったいどんな人物なのか。

この本は非常に分厚く、しばらく積読になっていたが今日やっと読む気力がわいたのであった。

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今日読んだことを軽くまとめる。

小室直樹という人物は戦争を経験しており、日本が負けたことがあまりにも悔しかったようで、「アメリカを成敗ために物理学を学ぶ」という決心を持って京都大学に入った。

入学後は弁論部に入り、左翼と討論をやり合う日々が続いた。

マルクス『資本論』を読破しており、小室直樹は常に自信を持って発言している様子が見てとれた。

在学中に湯川秀樹がノーベル賞を受賞したことによって物理学科が人気になり、物理学科の倍率が激化した。結果的に小室直樹は数学科に入った。

その後はなぜ日本は負けたのかということを小室直樹は徹底的に学んだ。

そして様々な人との交流を経てアメリカへ留学し、数理経済学の分野を研究することになった。

・・・

また、小室直樹は学者との繋がりで武士道に関する本を読書会で読み込んでいたことが書かれていた。

日本を動かした偉人たちは皆、武士道の精神で体当たりしていたことが理解できた。

これを理解したことによって、執行草舟氏が何故あそこまで武士道の重要さを説いているのか少しは理解できるようになった。

公開日2023/2/11

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