午前中の記録を残す。
まずは和田静香『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた』を読む。
政治が全く分からないフリーライターの人が政治家にインタビューする本である。
「最低でもこの3冊は読んで下さい」
と言われ、スウェーデンに関する本を読んだ著者がまずたどり着いた結論は、人口問題であった。
上野千鶴子氏は移民で補うべし、と言っていたが、小川氏の見解を知りたい。
しかし読み進めるうちに話がコロナやアベノミクス、統計不正問題に発展していく。
うーむ。まずは手っ取り早く結論を提示して欲しい。午後、また読もう。
『帳簿の世界史』の続きを読み進める。
「政治の安定は会計責任が果たされる土壌にのみ実現する。」
この言葉は重い。データ改ざんのニュースは後をたたない。
人間という、有機的存在から発生する誤差、そして利己的存在から発生する誤差。
世の中は誤差で満ち溢れていることを痛感。
講談社学芸文庫『戦後文学を読む』を読む。
出版業界も、歴史を辿れば好景気、不景気があった。
今は確実に不景気だろう。
昔はとりあえず出版すればしばらく食べていけるという状況があったみたいだ。
軽い気持ちから、営利的な気持ちから生まれた本はあまり読みたくはない。
何を持って良い本と見なされるのか。何を持って文庫化されるのか。
逆説的に分からないことが日々増えていく。
そして僕はそれをひとつひとつ潰していくことに快感を感じる日々だ。
つづく