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その他数冊
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日記
日々、目を凝らせば面白い本は沢山あることを実感する。
しかし発掘することは時に骨が折れる作業ともなる。
悪貨は良貨を駆逐するが如く、悪書は良書を駆逐しつつある出版業界であると痛感せざるを得ない。
2009年の発言であるが、宮台真司氏がベストセラーの6割は自己啓発の類いであると述べていた。精神安定剤のように、読んで気持ちを元気にさせるものとなるが、すぐに捨てられてしまう。
情報の束のようなもので、結局時間が立てば古い情報はゴミ同然となる。
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ハイエク、ハーバーマス、ローティ、フリードマン、マイケル・サンデル、チャールズ・テイラーなどの政治哲学を交えた非常に重厚な対談であった。
共同体というものが意味するものがアメリカと日本では大きく違うので、翻訳書を字義通りに解釈することのリスクについて考えさせられた。
たとえば同じキリスト教のなかでも教派が膨大に存在しているので、共同体のなかで「共通の認識(人々に半ば自明的に共有されている価値観)」、つまり「コモンセンス=常識」が日本のそれとは大きくかけ離れている。
かなりレベルの高い話が展開されていくので今日の段階では要約できかねるが、アメリカにおいて政治哲学が活発に議論されているのは、身体的(人種など)にも精神的にも(信仰など)日本より遥かに多様性のある社会なので、ある種の必要性に迫られているからではないか、と思われた。
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今日は明らかに疲労がたまってきていることを感覚的に覚え、終いにはカフェのなかで意識が飛んでしまう始末であった。
次はしっかりと書きたい。
つづく
公開日2023/4/13