閉じる

読書日記1051

    大河内昌『美学イデオロギー 商業社会における想像力』名古屋大学出版会 (2019)

■名古屋大学出版会(国立大学法人名古屋大学)

公式HP:https://www.unp.or.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/UN_Press?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

その他数冊

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日記

朝はAbemaTVを観た。

https://www.youtube.com/watch?v=OSCPsvuEvP8&embeds_referring_euri=https%3A%2F%2Fblog.hatena.ne.jp%2F&source_ve_path=OTY3MTQ

   

その後丸善で立ち読みをしたあとに画像の2冊を読んだ。

・・・

AbemaTVは、キー局では取り上げられにくいテーマを掘り下げるのでなかなかに勉強になる。

炎上することによってスポンサーが不利益を被るので、テレビでは言いづらいことは多くある。

例えば米原万里は『真夜中の太陽』のなかで、車と保険の悪い部分はテレビでは語られないという主旨のことを書いていた。

このようなタイプのメディアがもっと増えれば国民の政府に対する見る目が変わっていくように思えた。

吉野作造『憲政の本義』では、国民が覚醒することによって民主主義が機能する、ということについて書かれている。この本も面白そうであったが読む時間が足りない。

今日立ち読みで唯一気になった本であった。

失われた三十年は、つまるところ全ての日本人、一人一人に責任があると思われた。

誰が悪いとかそういう犯人捜しをするのではなく、自覚をもって一人一人が何かに取り組まなければそのうち日本でまた自殺者の数が増えるかもしれない。

『美学イデオロギー』では、商業と徳の問題を理性ではなく感情によって解決すべきであるという、18世紀のイギリス哲学の思想について書かれている。

宗教の基盤がない日本で理性はどこまで機能できるか。

実は難しいのではないか。

安易な解決法がないなか、やはり文学や芸術の役割はあるのではないか。

公開日2023/6/10

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free