つづきを読み進めた。
本書は自己啓発自体を批判しているのではなく、やはり商業的な面を批判している。
失われた30年と言われるが、それと相反する形でビジネス書はよく売れている。
つまり、救いを求めて買う人が大勢いたということだ。
それでどうなったのかというと、結局日本人の平均年収はバブル崩壊以降下がりつづけている事実を鑑みれば一目瞭然。ビジネス書によってビジネスにされているという皮肉。
漆原氏は名著の3冊読めば自己啓発はもう読む必要はないとする。
・『思考は現実化する』
・『人を動かす』
・『7つの習慣』
以上である。
勿論僕は読まない。
この手の本を読むモチベーションはもう残っていない。
「すぐに役に立つ本は、すぐに役に立たなくなる」
これは僕もそう思う。
自己啓発本は、その大半は1,2年すればBOOK・OFFの100円コーナーに移動する。
これが全てを物語っている。
つづく
公開日2022-02-04
補足:
自己啓発の値崩れについて今思うのは、有名な人物の本ほど値崩れが速い。ただ、一概には言えず、有名な人物の特定の本は長い間値崩れしない、ということもしばしばある。