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読書日記1122

     北野圭介『ポスト・アートセオリーズ:現代芸術の語り方』人文書院 (2021)

■株式会社人文書院

公式HP:http://www.jimbunshoin.co.jp/

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その他数冊

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日記

今週も月曜から気合いを入れて読まずに、だらだらと読むことにした。

ヘンリー・ミラーの小説を読みたくなったので読むことに。

『南回帰線』はヘンリー・ミラーの30歳前後の出来事が書かれている。

自分も同じ年代なのでこの頃のヘンリー・ミラーが何を考え、何を書こうとしたのかが気になる。

・・・

『ポスト・アートセオリーズ』も読みたくなり読む。

芸術はカメラやテレビの登場によって、模倣としての視覚的表現からは撤退する。

そして次第に「表現」へとシフトした。しかしながら、本書によれば心の哲学の研究が進んだことにより、個人の内的な体験というものが怪しくなってきているようである。

例えば知覚は文化によって影響を受けたり、言語によっても影響を受けたりする。

であれば、本当の表現というものは濁され、文化というフィルターを通しての表現、もしくは文化というものを無意識的に模倣するという状況が生まれる。なるほどと思った。

月曜日なのでとくに難しいことは考えたくなかった。

引き続き時間があればまた読みたい。

つづく

公開日2023/8/29

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