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日記
しばらく東京の大型書店へ行けていない。東京の人がうらやましくて仕方がない。というのも、例えば池袋のジュンク堂に行く、物色する、買って帰る、家に着くという工程に4時間はかかるからである。
これにカフェで読書をする、を加えると6時間になる。時間が足りなさすぎる。かといって東京に泊まるわけにもいかない。これが意外にもストレスである。仕方がなく楽天ブックスで新刊書を検索する。物足りなさを、ブックオフの立ち読みで埋め合わせする。こんな日々が続く毎日だ。ハッキりいって、もう我慢の限界である。池袋ジュンク堂本店でカゴの中を本でMAXに満たしていたあの頃に戻りたい。
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『東京大学で世界文学を学ぶ』
メモ
小林秀雄はトルストイを読めと言っていた。
小林秀雄は惚れ込んだ作家は全集を購入せよと言った。
『戦争と平和』だけは読めと著者は書いている。
著者の持論では、文学者になりたければドストエフスキーを10代のうちに読んでいなければならないらしい。(ということは私は文学者にはなれない)
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『自由論』
これはなかなかの良書ではないだろうか。最近は『ゲーテとの対話』といい、『土と内臓』といい、なかなかの良書に巡り合えている。これはきっといいことに違いない。
ツイッターを眺めていると、価値観が固定化していて、思考に柔軟性を感じさせる人はほんの一握りしかいないように見える。
自分はそのほんの一握りに入りたいのではあるが難しいかもしれない。認知行動療法でいう「スキーマ」は長い時間をかけてゆっくりゆっくりと固定化していく。
(スキーマについて)
スキーマとは,過去の経験や外部の環境に関する構造化された知識の集合である。 長期記憶に貯蔵されている,出来事,行為,事物などについての一般的知識のことをいう。 スキーマの概念はバートレットBartlett,F.C. (1932)によって心理学に導入され,その後多くの研究者によって展開されてきた。” コトバンクより
そこでミルの言葉はいちいち身に染みる。これは定期的に読むべきリストの本に加えるべきだ。
必ず支えとなる本になるだろう。
メモ
“強固な意見を抱えている人は、自分の意見が間違っているかもしれないとは認めたがらないものだ。しかし、そういう人でもつぎの点を考慮に入れたら、心を動かさずにはいられないだろう。すなわち、どんなに正しい意見でも、十分に、たびたび、そして大胆に議論されることがないならば、人はそれを生きた真理としてではなく、死んだドグマ [教条] として抱いているにすぎない。” P87
“ルソーの逆説的な主張は、そのまっただ中で爆弾のように炸裂し、良い意味でショックを与えた。(・・・)簡素な生活のすばらしさ。人工的な社会の束縛と偽善が、人間を無気力にし、堕落させること。この思想は、ルソーが主張して以後、教養のあるひとびとの心からけっして消し去ることのできないものとなった。やがて将来、この思想はしかるべき成果をもたらすであろう。” P115-116
“キリスト教道徳(と呼ばれるもの)は、あらゆる面で動きにさからうといった性格をもつ。内容の大部分が、異教徒への抗議である。(・・・)その教えにおいては(なるほどというべきか)「~していけない」という表現が「~しなさい」よりも圧倒的に多い。” P121
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ここまで、自由論の第二章を読み終えた。次は第三章からになる。
つづく