この著者の本をたまに読む。
本書で3冊目くらいだろうか。
金川氏は明らかに超合理主義者で、少し引き気味でこの本を読んだ面もあるが、学べることは学びたいと思った。
何点か、金川氏と全く同じことをしている自分がいたので、少しは成長できたと思えるところもあった。
共通点を挙げると、
・毎日必ずカフェに行く
・テレビは観ない
・本は同時に10冊読む
・金川氏は完全ペーパーレス化を実現させているが、本だけは紙で読む
・人がやらないことをやりたがる
などが挙げられる。
金川氏の超合理主義は一般人とは明らかに常軌をいしている。
・パソコンは半年に一回買い替える(反応速度を常に最速にする)
・ラーメンを絶対食べない
・200万円かけて最適なマットレスで寝ている
これは人生を仕事だけに捧げる人でさえもかなり難しいと自分には思えた。
ラーメンのない人生は文学のない人生に等しい。それは厳しい。
「本は速視で読んでます」というあたり、おそらく人文系の本は読んでないのだろなと想像してみたが、実際はどうなのだろうかと少し疑問に思ったりもした。
もうひとつ、自分と同じことを考えている点があった。
「本の共通点を見つける」
10冊以上同時に読むのは骨が折れるが、必ず似たようなことが書かれていることがある。
それが事実であったり真理であったりする。
そういうものが多読の醍醐味である。このあたりはさすがに読書家だなと感じさせられるところでもあった。
また、大学生のころはさすがにお金がなく、毎日マクドナルドに通いつめていたという話は意外であった。
最初から完璧な人はいないと思わせられた一冊であった。
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また、ブラインドタッチなど、少し頑張れば身につくものを徹底的に身につけることの重要性を説いていた。
ショートカットキーやあらゆる文章の定型文化、すべての資料のデジタル化。
このブログもいずれ、検索すればすぐに過去に記録した読書日記の情報を引き出せるようにしたい。
効率性に関しては非常にシビアでもあり、自分も仕事の効率化についていまひとつ見直してみようと思うきっかけとなった。