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日記
頭の疲れる科学系の本は平日にはなるべく読まないようにしたい。
ということで今日はエッセイを中心に、引き続きヴァージニア・ウルフとドストエフスキーに時間を割いた。
ウルフの言葉に耳を傾けると、いかに中世ヨーロッパが封建制下で「騎士道」という野蛮性に浸されていたのかが分かる。
しかし不思議なことに、先進国となった国は全てこの封建制を通過しているのであった。(日本も例外ではなく)
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『龍一語彙 二〇一一年 ‐ 二〇一七年』
「ご意見番」の項で、小林秀雄、吉本隆明、ミシェル・フーコーやジル・ドゥルーズなどの著述家が近年では見かけなくなったと坂本龍一は語っていた。そこに柄谷行人氏や松岡正剛氏が入らないのか、と思いつつも、先生、それなら心配はいりません、今は途轍もない著述家が現れましたので、と心の中で思っていた。本物の著述家は日本のテレビなどには出ないので、影響力という観点からは確かにサルトルのような、影響力があってかつ哲学者というのは、今の日本にはいない。思想的な熱のなさ、弱さは長期的には国の衰退につながると自分は考えている。坂本龍一は1980年代をピークに、経済的にも文化的にも日本は年々堕ちていると語っていた。
メモ
“クリエイティヴィティに関して、恋愛は絶対的なエネルギーになると思います。(・・・)ただ、恋をすると、その人の目があるのでカッコつけてしまうじゃない、どうしても。すると、自分ではなくなってしまう部分があるわけで、そういうことを突き詰めていくと、孤独でいるほうがクリエイティヴィティにはいいのかも。どうしても自分を見つめざるを得ないわけだから。” P183-184
“社会とか、時代とかに責任を持つとか、そういうのはもともと嫌いだったんです。そういうのは傲慢だと思っていた方です。でも、アメリカに行って随分変わってきたのかもしれません。また、日本的心情そのものに、そういうのを傲慢だというのがあって、チャリティを未だに欺瞞だと思っている人も多い。僕もわかります、その気持ちはね。でも、それがアメリカに行って随分変わりました。欺瞞だとしても、何もやらないで人を批判するよりはやった方が良いと。アメリカに住み始めて26年目になるんですけどね。” P231
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『自分ひとりの部屋』
メモ
“類まれに生き残ったこういう小説(たとえば『戦争と平和』)を支えているのは、<誠実さ>とでも言うべきものです。とはいっても、請求書のお金をきちんと支払うとか、緊急事態に立派な行動を取るとかということとは関係ありません。小説家にとっての<誠実>という言葉で私が意味しているのは、これが真実だと読者に確信させる力のことです。” P127