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新・読書日記344(読書日記1684)

本を読むこと、そして書き残すこと――それを読書ブログとして続けているのが「読書梟」です。
   

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日記

日曜日にしっかり眠れたおかげで活力の漲る月曜日になった。

通勤中はヒルティ、帰宅中は『人間とは何か』を読んだ。

最近はジュネを読んでいたが、ジュネの聖性というものがいまいちつかめず、リラダンを読もうと思っている。

『人間とは何か』でもリラダンについて書かれていて、そのあたりを帰りに読んでいたらリラダンを読んでみたくなった。

  

・・・

『人間とは何か』

メモ

“(・・・)リラダンは唯物科学的世界観を単純には否定してはいません。19世紀において、リラダンはほとんど唯一、科学と機械がどこまで不滅の霊魂に近づくことができるかを徹底して考えぬいた哲学者だったのです。その極限的な思索の成果が、大作『未来のイヴ』です。(・・・)観念論の立場から科学的世界観を否定するような単純な精神の持ち主に、これほど科学に精髄に肉迫するような記述ができるはずもありません。間違いなく、この長大な一巻を書いたリラダンは科学の魔に憑りつかれているのです。” P346-347

こうして書き残すことは、私にとって読書ブログを続ける意味そのものです。

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