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新・読書日記366(読書日記1706)

   

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日記

通勤、帰宅中はトクヴィル、帰宅後はブランショを少し読んだ。

トクヴィルの考察の仕方が非常に学びになるような気がした。

心理学の観点ではなく、歴史と法律の観点から人間の行動原理を解明し、演繹していく。

相続法の力によって貴族政が解体されていき、氷が溶けていくように、一族という塊(氷)が徐々に小さくなりやがては溶けて液体になりまわりとなじみ、同化していくプロセスを端的に描いたトクヴィルの展開の仕方が非常に印象に残った。

平等への渇望が、様々な、複合的な要因によって不可逆的に強まり、やがては均等に平等(今日の箇所では普通選挙成立への過程)が進む原理はエントロピー増大によって物質が均衡になっていく様を思い浮かばせる。

夜は、久しぶりにブランショを軽く読んだが、問いかけが深すぎて逆に深みにハマった感じがある。

つづく

 

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