閉じる

新・読書日記396(読書日記1736)

■株式会社藤原書店

公式HP:https://www.fujiwara-shoten.co.jp/

公式X(旧 Twitter ):https://x.com/FujiwaraRSS?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

■株式会社岩波書店

公式HP:https://www.iwanami.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho

■株式会社白水社

公式HP:https://www.hakusuisha.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/hakusuisha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

日記

初版を求める人がまたメルカリに現われた。家帰ってみて最後のページを見たら初版だった。そりゃ当たり前だろう、つい先々月に書店で販売されたばかりなのだから、こいつはいったい何を考えているんだという心の声は無視して、とりあえず初版だけなら読もうとする人はお断りします的な文章をやんわりと送ってみた。もうブログで初版の話はいくらでもしたので今回はまだ語っていないことを書きたい。しかし、ネタが出来て感謝しかない。今日はオルテガとブルデューとシュレーゲルを読んだであるが、そこまで喉が渇いていないときに味のない水を飲んだみたいな感触だ。ちなみに初版を投資の対象としてみなすやり方、扱い方は否定しないが、今日質問があった本はまだ出たばかりで、これが今後十年ほどで価値を持つようになるとはきわめて考えにくい。みすず書房から出たカフカの日記新装版なら分かる。百年の孤独の文庫本初版なら分かる。しかし、明らかに価値を持てないであろう本を、初版ですかと聞くのは明らかに変態である。この変態に何か名前をつけたい。コメントをぜひ頂きたい。

メモ

“イロニーはパラドクスの形式である。パラドクスとは、善であり同時に偉大であるものの一切である。” P27 (『シュレーゲル断章集』)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2025 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free