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新・読書日記398(読書日記1738)

10時間残業した週の土曜日は10時間眠ればなんとか回復するという法則を発見した。

週に8時間の残業なら土曜日は8時間寝る。シンプルだけれども意外と実用的な気がした。

週に20時間残業した人は20時間寝なければならない。それはギャクかもしれないが、12時間寝ても疲れはそう簡単には取れない。

ということを読書中に思いついたのでメモを残しておいた。朝はブルデュー『芸術の規則』を読んでいた。アナロジーが印象に残った。そのアナロジーというのは、確率的に、統計的にそこを通る可能性が高い軌道(物理的な意味で)と、有名な国立大卒の人(俗にいうブルジョア)が将来辿る可能性の高い道、というものが文学的にはアナロジーがどうのこうのと書いてあった。まあくだらないけれども、なんとなく印象に残ったのでメモが残っていた。

  

『個人と社会』を200ページくらいまで読んだ。明らかに女性への偏見が文章に表れていた。ショーペンハウアーかよ、と突っ込みをいれておいた。

メモ

“人間は自由であることによって、その運命に対してもまた自由である。つまり自由を引き受けることもそれに抗うこともでき、あるいはそれと同じことだが、自分が運命と一致することも、運命と一致しないこともできるのである。” P167

  

『待ち望む力』

いまいち分からないブロッホについて書かれていたので読んでみることにした。

メモ

“現実に存在するドイツやフランスの中に、普通の人ならば見落としてしまう諸矛盾をマルクスは見抜きます。たとえば私的所有という問題です。私的所有は人間を自由にするといっているが、実は人間を不自由にするのではないか。あるものの所有があるものの非所有につながるならば、それは自由ではない。こうしてフランス革命がもたらした自由という権利の矛盾を鋭く指摘します。” P25

”利己心を生み出すことで、人は政治への関心がなくなる。そうなると結果として個人がつくりあげる国家は巨大な権力装置となる可能性があります。” P26

  

・・・

家に帰宅後、少し読書をし、てきとーにタブレットでYoutubeを開いたらアルゴリズムによって令和の虎医療版で医師会を解体したい人の回が面白そうだったので観た。途中からは空気が悪くなり不快な気になってきたので動画を観るのをやめた。

そんな不快な回ではあったが、いま世の中は解毒されたような、ぬるい番組が増えているような気がしているので(昔はガチンコファイトクラブのような、修羅場が毎回あるような番組が多かった気がしている)、こういう番組が存在することは善いことかもしれないと考えさせられた。

   

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