ラボ読書梟

~読書梟の図書館へようこそ~

新・読書日記409(読書日記1749)

この読書ブログ「読書梟」では、日々の読書を通じて考えたことを記録しています。

■株式会社白水社

公式HP:https://www.hakusuisha.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/hakusuisha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

日記

毎日残業なので平日に中型、もしくは大型の新刊書店に行けなくなっている。これが相当ストレスになってしまっている。無意味なストレス。はたから見たら馬鹿みたいなストレス。

休憩時間はもっぱら、まだ読んだことのない本をネットで探している。来月、アイザイア・バーリンの本がみすず書房から出るみたいなので予約した。その他、ヒラリー・パトナムのまだ読んでいない本を購入。

地元の書店は小さいが、新刊書をしっかりと分けて陳列しているので新しい文庫本などが一目で分かる。あとで振り替えればまあそこそこ楽しい一日だったかもしれない。『目的への抵抗』を立ち読み。アガンベンだとか、アーレントだとか、やたらとアカデミズムの人間は権威の力を借りているように感じた。自分だけの考えをただただ語ってほしい。アーレントはこういって、アガンベンはこうで、自分はそれに対してああだこうだは認めない。引用は論文だけにしてほしい。夜だったので殺気立っていたのかもしれない。オルテガ『個人と社会』は引用があまりなく、ほとんどオルテガの言葉で語られている。ここが國分さんとオルテガの格の違いと言ったら失礼だろうか。オルテガは、挨拶は死んだふりから始まったという説を独自に切り込んでいく。読んでいて後半は面白いと思った。

つづく

こうして書き残すことは、私にとって読書ブログを続ける意味そのものです。

次へ 投稿

前へ 投稿

返信する

© 2025 ラボ読書梟

テーマの著者 Anders Norén