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新・読書日記435(読書日記1775)

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日記

世の中に絶対はないと世間の人は言いながら、自明なものを、あたかも絶対であるかのように信じているのではないではないか。絶対はないと言うときのその絶対とは、そう軽く発現する人間にとっていかなる根拠もないのではないか、という疑問を持たざるを得ない。と書いてみることで、なにかモヤモヤしたものが消えてくれればいいのであるが、そう簡単にはいかない。とりあえず今日はフランクルとかカミュを読んでダラダラ過ごした。世の中、良いことの面には悪い面があり、悪い面の裏には良い面が常にあるということを再認識した。例えば、フラッシュバックして鬱になってしまう人がいる。ただ、それは裏を返せば記憶力が良いということでもある。本人はそんなことを気にすらしないかもしれないが、世の中すぐに忘れてしまう人もおり、逆にすぐに忘れてしまうからこそ、仕事に必要な記憶力を持てない人もいる。苦悩の良い面も必ず存在する。それをハッキリ言うことをは難しい。難しいからこそまた自分はこの本と向き合ってみたいと思う火曜日であった。

メモ

“とくに、精神病と呼ばれている病気の場合には、苦悩しないことが病気であるということは明らかです。ただし、精神病は、けっして精神の病気ではありません。つまり、精神が病気になることは絶対にありえないのです。精神的な側面は、いつでも、真や偽であり、有効や無効であるだけで、病気になることはけっしてありえません。病気であったり病気になることがあるのは、心理的な側面だけです。そうした心理的な病例のうち、心理的な要因ではなく、身体的な要因に起因するものがあります。それが、いわゆる精神病です。精神病はまた、心理的な原因をもつノイローゼに対して精神異常と呼ばれます。こうした精神病の場合に、苦悩できないことがちょうど症状になることがあります。” P63-64


関連図書

『夜と霧』

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