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新・読書日記471(読書日記1811)

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日記

先にメモを書いておこうと思う。

(仲正教授が東浩紀に言及)

“「主体の物語に回収されない」などという大げさな物言いを見ていると、まるで資本主義社会の疎外・物象化された現実の「外部」を、(「カムイ伝」や「あしたのジョー」のように、前衛的な雰囲気のある)漫画などのサブカルチャーのなかに求めるようになった、全共闘世代の新左翼の文化的革命な発想を引きずっているのではないかと思えてくるーーー物言いだけはーーー全共闘並みに大げさなところが、まさにオタクなのかもしれないが。自分たちが属しているアカデミズムの「死んだ知識」を批判して、その外部に「生きた現実」を求めるという構図は、反復されている。” P53(『デリダの遺言』)

  

・・・

  

「フィヒテ ⇔ シュレーゲル/ノヴァーリス」(「私とは何か」をめぐる両者の対立)

“フィヒテは、そういう面倒くさいことをさんざん考えたあげく、「それでも『この私』という自己意識は消えないのだから、『私がある』というのは根源的事実だ」と、頑固に思い込み続ける方向を選んだ。それに対して、シュレーゲルやノヴァーリスは、反省的自己意識の無限の連鎖でしなかい「私の存在」というのは、じつに非常に不確かなものであり、それを絶対的な知の根拠にすることはできない、と考えるようになった。” P88

  

『アフォーダンスの心理学』

“生態心理学では、行動と意識は、動物の周囲の重要な資源ーーー価値と意味ーーーを見つけ出し、利用するための道であると考える。” P61

  

『始まりの場所』

“批評において、文学の一定の側面についての理論の盲目こそがその理論によるもっとも価値ある明察を産む、というのがポール・ド・マンのテーゼである。” P15

  

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日記

今日は感覚過敏のような一日であった。まわりがめちゃくちゃにうるさく感じた、いや、あれは絶対にうるさかった、テレビの音量でいったら常時10のところが25くらいになった状態である。病院も1時間30分くらい待たされ、途中意識を吹っ飛ばしながら仲正教授の本を読んでいた。宮台真司教授については一定の評価をしているようにみえた。しかし東浩紀に関してはメモをした通りである。中公新書ラクレから出ている彼の『ゲンロン戦記』は一読済み。まわりを巻きこんで、商業ベースで言論活動を続けることができている点は自分には全く力が及ばないのでそこは敬意を頂きつつも、彼らが何を目指しているのかは、正直わからない。批評を語ることが出来るのは執行さんと仲正教授と宮台教授くらいしかいないと思っている。

  

そんなことだから、今日は珍しく家族と喧嘩をしてしまった。感覚過敏のせいなのか、カルシウムが不足しているのか、心に余裕がないのかなんなのかよく分からないので小説を書きながら冷静になってみたい。

つづく

  

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