新・読書日記478(読書日記1818)
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日記
仕事帰りに本屋に寄った。今日はAIやWordpressなどのコーナーから土木、エネルギー、ブルーバックス、生物の棚へと移動し、社会・評論、哲学、人類学、民俗学、宗教、心理学とまわった。まあいろいろと気になる本はあったが、それよりも気になったのは店長(もしくはフロア担当者)の選書である。なんだか、とりあえず新しい本を置いておこうという感じで、正直なところ、オリジナリティというか、世界観がなんにも感じられなかった。もはや墓場と化したかのようだった。こんなんでは書物から人が離れていくのは仕方がない。こういうことを書くとどうせ「なら現場で仕事をしてみせよ」という声が聞こえてくるが、書店絶滅は近いと自分には思えてくる。そしてゴキブリのようにしぶとい書店だけが生き残る。生態学を学ぶとこの考えに深みが生まれて来るかもしれない。
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『考える日々全編』
メモ
“そもそも「考える」ということは、より明らかに知りたいという動機以外によっていないのだから、知るために考える限り、考えることを考え始めるのは当然である。こう考えることは、正しいのか、正しくないのか、正しくなければ、どう正しくないのか。それを知ることで、さらに明らかに知ることができる。「批判する」とは、こういうことを言うのである。” P449
宮台真司教授がよく言う「感情の劣化」はこの池田晶子と同じ線の上にあると自分は思った。
ちょっと考えを否定されただけで自己否定されたと思ってしまう。すぐに傷ついてしまう。今は否定しないことが美徳とされる。だから余計に感情の劣化が進むだろうし、批判することの本質が失われるのだと思う。
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森本あんり。自分はこの人に興味を持った。ピューリタニズムには自分も興味がある。英文学科を卒業していながら、自分は全く米英の歴史を知らない。唯一知っているのはプロテスタンティズムの精神が初期のアメリカを支えたことくらいか。
哲学を学ぶのではなく、哲学と学ぶ。ルターを学ぶのではなくルターと学ぶ。いい言葉だ。バルトが気に入った。
池田晶子を学ぶのではなく、池田晶子と学ぶ。
また次に書こうとしていたことを忘れた。
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思い出した、セネカの言葉が気に入ったのでここにも書いておきたい。
“Ducunt fata volentem. nolentem trahunt. (運命は望む者を導き、望まぬ者を引きずる)” P179
(『魂の教育』)
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