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うしめたい読書日記とブック・オフのコンビニ化 予告編

この読書ブログ「読書梟」では、日々の読書を通じて考えたことを記録しています。


序文

今日もまた、週末の習慣のようにブックオフへ足を運んだ。
だが不思議なことに、棚に並ぶ顔ぶれはほとんど変わっていない。
特に自己啓発コーナー。
新しく見えるのに、どこか既視感のある背表紙たち。
まるで「鮭おにぎり」と「ツナマヨ」が入れ替わるだけのコンビニ棚のように、
書名は毎回違うのに、メッセージはいつも同じ――「君の明日が変わる」。


展開の軸

  1. 既視感のループ
    • 週ごとに微妙に入れ替わっているはずなのに、「既読感」が消えない。
    • 「読む前から既に読んだ気になる本」が集まる。
  2. コンビニ的安心感
    • 「いつでもここにある」という錯覚。
    • 賞味期限切れを感じさせないまま、精神的コンビニ食品として機能する。
  3. 倫理的うしろめたさ
    • 手に取っても読まない、でも置いてあるだけで安心する。
    • 「読む努力」をコンビニ化された棚に委ねてしまう。
  4. 結び
    • 新刊書店は「流行のコンビニ化」。
    • ブックオフは「反復のコンビニ化」。
    • どちらにしても、うしろめたくない私の読書日記は、その棚の前で足を止めることから始まる。

こうして書き残すことは、私にとって読書ブログを続ける意味そのものです。

平成生まれです。障がい者福祉関係で仕事をしながら読書を毎日しています。コメントやお問い合わせなど、お気軽にどうぞ。

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