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読書日記191

      リヒテンベルク『リヒテンベルク雑記帳』作品社(2018年)

  

『楽園への道』のつづきと、

『リヒテンベルク雑記帳』のつづきをよむ。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/19/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98190/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/19/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98184/

  

「自分のやりたいことの反対をやれば、最後には上手くいく」という言葉が印象に残った。

これはいたってシンプルだ。

食べたいものを食べ続けたり、だるいからという理由でひたすら引きこもる。

長期的には太ったり病気を誘発する。

ソクラテスは「善いこと」は快であるとした。

  

快は快。不快は不快。

しかし「善いことの総和」と「善く生きること」は等しくならない。

それをこのリヒテンベルクのシンプルな言葉が示している。

  

ソクラテスの生き方は古典的と見るか、普遍的と見るか。

不正を行うよりされるほうがマシか。

核を発動するよりされるほうがマシか。

つづく

【2024年現在の追記・補足】

おそらくこの問いかけがプラトン『国家』を最後まで読み通す原動力となった。

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