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日記
『「社会人1年目クビ」からたった5年で「セミリタイア」を果たした僕のやっている ズルい努力』について。
何やっているのかよくわからない人が物凄く稼いでいたりする。だから昭和のおっちゃんは「けしからん」等とエッセイで書いている人もいたりする。でも、この本を最初から最後まで真面目に読んでいると、全然ズルい努力をしていない姿が想像できた。「了解です!じゃなくて、「承知しました」でしょ」みたいな、ビジネスの基本を丁寧に説明している箇所もある。すぐにレスポンスできない人は納品物もどうせ遅れがちになる、といったニュアンスのことも書かれている。突出しなくていいから「偏差値60」くらいで「レッドオーシャン」にいこう、みたいな現実的な提案がなされていて、まあ当たり前だけれども、本当に頑張った人しか報われないよね、という内容になっているので「せこいことして儲けたい、楽なことして儲けたい」はあり得ないというのが分かる。でも「具体的に目標を設定せよ(松竹梅みたいに、理想、まあまあ理想、ちょい理想)」みたいなことは書かれていて、そこはタレブ『反脆弱性』とベクトルがまた違う気もする。
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『反脆弱性』メモ
(男は知能にばらつきがあるという文脈で)
“誰も当たり前の事実を言おうとしないが、社会を成長させるには、アジア方式のように平均を押し上げるのではなく、”テール”に属する人数を増やす必要があるのかもしれない。” P296
“私たちはランダム性の力を借りて、ちびちびと発見をしているにすぎない。だからこそ、反脆さが必要なのだ。” P309
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昨日はセネカについてタレブは語っていて、今日はつづきを読んだ。
ストイックの本当の意味は「何事にも動じない」ことを指すというのはエピクロスが書いている。
何事にも動じないということは、言い換えると「不確実性のある世界で確実に生きる唯一のマインド」ともいえる。だからタレブはセネカの哲学を『反脆弱性』のエッセンスとして組み込んでいる。今日はその続きを読んだ。
今日は学者や知識人とされる人間の、因果関係をめぐる一連の誤った見方、捉え方についていろいろと読んだ。
そこでちょっと引っかかったところをメモ。
ばらつきがあること。それが全体のシステムにどのような影響を与えるのか。面白い問いだと思う。
つづく
