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日記
松岡正剛『感ビジネス』購入。
経営と経済に関する内容で満載。
今日も社会貢献の本質を探る。
『マッド・マネー』という本に、今の日本経済が悪化した原因が掴めるヒントが載っているらしい。
松岡正剛氏の見方では、日本は価値や成長というものにとらわれすぎた、という見方である。
成長、成長、成長。
成長どころか、衰退しきっているのが個人の感覚。
ハローワークにある求人の給料を見ると絶望せずにはいられない。
金融経済は、富を作ることが物を作ることに匹敵するという建前であるみたいだ。
つまり、富をいかにたくさん持っているかが、いかに社会貢献したのかを表す指標となるということか。
そして稼げない人は役に立たないという図式が自動的に生まれていくように僕は感じる。
ここでまた僕はアフォーダンスを想起する。
例えば、家事は生産に従事する人間を支えるための労働だ。
人間は家事に生かされている。
しかし家事代行サービスが出来たときに、女性が今まで努力してきたものが何か崩壊していったように見える。
富を持つ者は家事に生かされているのではなく、むしろ家事を生かしてやってるのだと。
なんだか、人は大地があって初めて引力という存在を忘れることができるということと、お金があって初めて生かされているというようなこととが重なって見えてくる。
惑星がお金という大地になってしまっているように見える。
つづく