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読書日記5

松岡正剛『感ビジネス』角川ソフィア文庫 (2019)

岡正剛『感ビジネス』の続きを読んだ。

『たまたま』と『ブラック・スワン』は経済と確率について考察された本である。僕も日常生活のレベルで、人間の経済活動と確率を肌で感じる。この前にそれを記事にした。

確率と統計に関してはクオンツ職のエリートにしかわからないと思うので、僕は言及できない。

僕は「道徳・倫理学・確率」についての考察をしてみようと思う。

午後は『アーレントマルクス』を読み進めた。

近年、書店ではジョージオーウェルに関する本が増えた。橘玲氏もなにかと「ディストピア」をテーマにしている。ワクチンで分断があったり、総理が分配、分配とうたったり、何かと忙しい世の中だ。

そんな中アーレントに戻る意義を見出そうと研究をする人が多いみたいである。

アーレント自身が「マルクスを書くのは難しい」と言っているところ、やはりマルクスは化け物だったのだろう。

ティーブン・キャラバン『大西洋漂流76日間』も面白い。

極限状態になると一杯の水でも幸せを感じることができる。一匹の魚に希望を持つことができる。

限界効用という概念は、この閉塞感を生きていく上で絶対に欠かせないものだと僕は思う。

この言葉をいちいち覚えなくとも、誰でも感覚で分かる。

こんなときに大事なのはお金ではなく、何事にも屈しないハートなのだということを思い知らされる。

つづく

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