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読書日記7

小坂井敏晶『格差という虚構』ちくま新書 (2021)

午前中は『格差という虚構』を読み進めた。

新書にしては珍しく高密度かつボリューム感のある本である。

内容は社会科学から物理までを扱い、横断性があり、読み応えがある。

著者の議論の進め方には説得力を感じる。

何が不変で、何が可変か。

細かい前提をしっかり提示したうえで議論を進めてくれる。

文章が上手く読みやすい。

遺伝と環境は複雑に絡まるので、遺伝が全てを決めると結論付けるのは不可能というのがこの本の根底にある。僕も同意する。

では格差は何が決めるのか。

著者は、作られる格差というものに着目する。

結論を述べると、単に社会制度や認識の仕方に全て還元される。

何が見逃されているのか、ここをハッキリしないと正しく議論はできない。

本書では平等に近づけば近づくほど、悪が生み出されるというパラドックスについて、データをひたすら提示していくことで納得させようというスタンスを感じる。

午後も読み進めて著者の考えを整理していきたい。

つづく

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