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読書日記15

仲正昌樹『「不自由」論』ちくま新書 (2003)

 

引き続き仲正氏の『「不自由」論』を読み進めた。

ハーバマス、アーレント、ルネサンスについて語られる。非常に面白い。

例えば「コミュニケーション」を以下のように説明してくれる。

“「コミュニケーション」とは、もともと立場の異なる「他者」同士が、互いに競い合いながら「意見」を交換し、「合意=真理」に至るプロセスである。”

コミュニケーションとは「活動」であり、アーレントの著書『活動的生』というタイトルの意味を汲み取ることができる。

仲正氏の本は、読むのは大変だが非常に勉強になる。

今日はアーレントの政治理論の基礎を学ぶことができた。

アーレントによれば政治に「利害」が入り込むとコミュケーションが不可能になるとのこと。

それは「経済」も含まれる。

つまりは、アーレントに従えば今日では政治と経済が一括りで「政治経済」と言葉がくっついているように、政治の不可能性を示すことになる。

ルネサンスの意味や、ハーバマスの定義するコミュニケーションとアーレントのそれの微妙な違いなどを勉強できた。

いろいろな本を読むことによってのみ理解を深めることができると日々感じている。

本から本へ。

本は本を説明する。

つづく

公開日2022-01-05

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