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読書日記19

ドストエフスキー『二重人格』岩波文庫 (1981)

ドストエフスキー『二重人格』を読む。

翻訳といえども、やはりこの間に読んだスタインベックのものとは違う。

まず、ドストエフスキーは描写が非常に細かい。10秒くらいの出来事を、1000文字くらいはあるだろうか、長ったらしい仕方で表現する。

ページをめくっても、めくっても、時間が進まない。

それは、おそらくドストエフスキーが人間というものの複雑性を誰よりも理解していたからではないだろうか。

『戦後文学を読む』を読む。

今日は野間宏を読む、の章を一読。

この方は戦争の経験を小説に投影している。

そろそろ戦後80年という時代に、戦後直後に出された作家の本は若い人に理解されるのだろうか。

僕は、文庫本は一期一会だと思っている。

まだまだ、どんな作家がいるのかわからない。

どんな作品があるのかすら分からない。

だから直感に任せて買う。

これからもセレンディピティを大切にしたい。

つづく

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