×

新・読書日記1(読書日記1341)

   

    

    

「ラボ読書梟」では読書日記を書いたり小説を書いたりChatGPTと話したりと、日々「書くことの可能性」を模索しつつ、「読むことの可能性」そして「読書の可能性」を研究しております。普段は就労支援員を行っております。今まで様々な分野の本を読んできました。(生態心理学、社会学、文学、文化人類学、法哲学、法思想史、進化倫理学、進化心理学、政治哲学、政治学、経済学、数学、、、あげたらキリがありません)ここにその結晶を残してまいります。

   

★ブログ運営者お気に入りの本10選★

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/06/09/%e3%83%a2%e3%83%aa%e3%82%b9%e3%83%bb%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%80%8e%e3%83%87%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%83%88%e3%81%8b%e3%82%89%e3%83%99%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%bd%e3%83%b3%e3%81%b8%e3%80%8f/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/11/23/%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%83%e3%82%af%e3%83%bb%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%b3%e3%80%8e%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%82%a4%e3%83%bc%e3%83%87%e3%83%b3%e3%80%8f%e8%aa%ad/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/07/08/%e5%9f%b7%e8%a1%8c%e8%8d%89%e8%88%9f%e3%80%8e%e8%84%b1%e4%ba%ba%e9%96%93%e8%ab%96%e3%80%8f%e8%ac%9b%e8%ab%87%e7%a4%be-2020-%e8%aa%ad%e4%ba%86/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2025/01/01/%e6%b1%a0%e7%94%b0%e6%99%b6%e5%ad%90%e3%80%8e%e9%ad%82%e3%81%a8%e3%81%af%e4%bd%95%e3%81%8b%e3%80%8f%e8%aa%ad%e4%ba%86%ef%bc%8b%e6%96%b0%e3%83%bb%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98292%ef%bc%88/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2025/01/05/%e6%b1%a0%e7%94%b0%e6%99%b6%e5%ad%90%e3%80%8e%e6%ad%bb%e3%81%a8%e3%81%af%e4%bd%95%e3%81%8b%e3%80%8f%e8%aa%ad%e4%ba%86%ef%bc%8b%e6%96%b0%e3%83%bb%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98299%ef%bc%88/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2025/03/23/%e6%b1%a0%e7%94%b0%e6%99%b6%e5%ad%90%e3%80%8e%e6%ae%8b%e9%85%b7%e4%ba%ba%e7%94%9f%e8%ab%96%e3%80%8f%e8%aa%ad%e4%ba%86%ef%bc%8b%e6%96%b0%e3%83%bb%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98378%ef%bc%88/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/07/07/%e9%ab%98%e6%a9%8b%e5%92%8c%e5%b7%b3%e3%80%8e%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e6%82%aa%e9%9c%8a%e3%80%8f%e8%aa%ad%e4%ba%86/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/07/07/%e9%ab%98%e6%a9%8b%e5%92%8c%e5%b7%b3%e3%80%8e%e6%82%b2%e3%81%ae%e5%99%a8%e3%80%8f%e8%aa%ad%e4%ba%86/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/07/12/%e3%83%8f%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%a1%e3%83%ab%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%80%8e%e3%83%94%e3%82%a7%e3%83%bc%e3%83%ab-%e9%bb%99%e7%a4%ba%e9%8c%b2%e3%82%88%e3%82%8a%e3%82%82-2/
https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/08/07/%e5%9f%b7%e8%a1%8c%e8%8d%89%e8%88%9f%e3%80%8e%e7%94%9f%e5%91%bd%e3%81%ae%e7%90%86%e5%bf%b5%e2%85%b1%e3%80%8f%e8%ac%9b%e8%ab%87%e7%a4%be%e3%82%a8%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%88%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%ab/

   

・・・・

   

(はてなブログ大学文学部との読書日記と区別するため、こちらのブログでは「新・読書日記」とします)

 

3月、4月といろいろな新刊が出たが、今日はこの一冊について書いてみたい。

「疲労社会」

私たちは以前よりも疲れるようになったのか?自分はそう思えない。明らかにデスクワークは昔よりも増えたであろうし、電車も寝ていれば最寄り駅に着く。エスカレーター、エレベーターと、昔に比べれば身体的な負荷は少ないはずだ。

この本は精神的な面での「疲労」について語りたいのだと自分は感じた。

 

読んでいくうちにおよそ見当はついた。

移動が速くなればなるほど、余分に時間があまるのは当然で、1日あたりの仕事量は変わらない。それはいい。身体的にはむしろ軽減されているであろうから。

問題は休日である。

 

移動が早くなればなるほど、人は「暇」になる。かといって、じっとしていられない。

「成長せよ」「人以上に努力せよ」「時間を無駄にするな」

この至上命令によって、休日の時間が容赦なくなにかに埋められていくのである。

 

また、情報過多の時代によって、ついついスマホに手を出したくなる。

「暇な時間」は「落着きのない時間」にシフトしたのである。

本書によれば、ニーチェは、刺激に簡単に反応する人間を非難していたとされる。

スマホも軽度とはいえそういった刺激の一つに入るであろう。

注意散漫とは刺激に対する抵抗力のなさなのである。

そういうことを本書では、多角的に論じられている。

 

 

薄くて軽い本なので、休日の電車で読むにはぴったりだ。

平成生まれです。障がい者福祉関係で仕事をしながら読書を毎日しています。コメントやお問い合わせなど、お気軽にどうぞ。

コメントを送信

こちらもおすすめ!