ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部)

読書日記65

            中山元『正義論の名著』ちくま新書 (2011)

  

つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/05/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%9864/

今回はロールズ『正義論』をまとめる。

ロールズは、人々を道徳的でかつ合理的に行動するものと想定し、「どういう社会体制であれば正義が実現するか」を考えた。

もうひとつの言い方をすれば、「どのような原理が正義であるか」という問いかけである。

個人は「自己の利益の最大化を常に目指すもの」という想定をする。

利益のために、人は「マキシミン原理」に従う。

(最小限のコストで最大限の効果を目指し、損失の場合は、不幸中の幸いを目指すようなもの)

そして「無知のヴェール」という思考実験的枠組みを提示する。

その内容は、

・自分自身の社会的ステータスをなにも知らないという想定

・自分の知力、体力などの情報も一切ない

・政治的状況、社会状況も全くわからない

というもので、そのなかで人々がマキシミン原理に従ったときにどうなるのかを考えた。

結論は、自由と機会の平等こそが正義、であった。

そして今日までに、これには多くの批判が浴びせられる、、、という具合である。

次はノージックやハーバマスへとつづく

つづく

公開日2022-01-26

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