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読書日記81

石井洋二郎『フランス的思考:野生の思考者たちの系譜』中公新書 (2010)

  

つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/07/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%9877/

今日はサドの哲学について学ぶことができた。

彼はルソーの『社会契約論』の内容について知っていたそうであるが、それはある意味ひがみであると受け取っていた。

自分が上に立てる人間ではないと悟ったからこそそんな発想ができるのだと。

サド哲学は自然の摂理というものが根底になっている。

人間はそもそもが平等ではなく、強いものが弱いものをどう扱おうが、それは自由という発想である。

格差はむしろ自然的なことで、平等のほうが不自然であると。

ここまで読み進め、僕はサディズムの根底にある思想を理解する。

自分の快楽のために他人をどう利用しようがそれは自然の摂理上「自由」という発想である。

他人を蔑むことで快感を感じるといった、単純な考えではない。

そのことが読み進めていくうちに分かった。

かくして、僕はこの作家の作品を読むのをやめようと思った。

つづく

公開日2022-01-30

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