閉じる

読書日記114

       池田晶子・陸田真志『死と生きる 獄中哲学対話』新潮社 (1999)

    

つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/10/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98112/

    

池田氏が指摘する。

陸田氏は三通目からレベルが落ちてきてしまっていると。

     

というのは、哲学対談や読書を通して得られた知識を「世間にも教えてやろう」という気持ちが少しずつ芽生えてきてしまっているということであった。

しかしながら、この書簡が書籍化されることを受ければ否応なしに世間というものを気にせずにはいられない。

そこで陸田氏は迷う。

「どう書いて良いのかわからなくなった」

池田氏は、謙虚さを持ちエゴを削ぎ落とすように諭す。

「文章は本当に読んでもらいたい人に向けて書きなさい。くだらない人(=文脈においては世間)に向けて書くと文章が荒れてくるものです」と池田氏は添える。

     

僕も同じくこのブログで文章を書いている身であって、とても他人事とは思えなくなった。

僕はひとつだけ絶対に忘れないようにしていることがある。

他人に公開している以上、僕も世間を気にせずにはいられない。

しかし、このブログは運営元が消えない限り僕は残すつもりでいる。

つまり、未来の自分へのメッセージでもある。

できる限り中立でいたい。

   

誰か特定の人物を否定しない。誰かに物事を教える気で書かない。

このことには気を付けていきたい。

つづく

公開日2022-02-09

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部) | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free