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読書日記120

           池田晶子『考える日々 全編』毎日新聞出版 (2014)

  

つづきを読み進めた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/11/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98119/

  

池田氏は言う。

「私の本は読まなくていいからデカルトをカントを、ヘーゲルを読め」

本当にそう思っているのであれば、何故このような本を貴方は書いたのですか。

これは謙虚な気持ちから生まれた言葉であるはず。

    

僕がいままで読んできた本のなかには、おそらく数多の悪書が含まれる。

本を読むことそのものが良いことだと長らく思っていた。

大学で習ったクリティカル・シンキングなんてものは、小手先に過ぎなかった。

僕は池田氏の本を通して、ある意味浄化作業を行っている。

  

例えば、池田氏は「言論界の人間は日本の危機と言いながら、本当はそう思っていない。それは高見から見ている証であって、本当に危機の最中においてはそんなこと言う暇もない」という当たり前のことを言う。

世の中に蔓延っているいわゆる「オピニオン」というものは、必ずなんらかの意図が潜んでいて、真理をついた言葉は一握りであるはずだ。

この世にはあらゆる虚構が隠れていて、哲学はそれと戦うためにあるとすら思えてくる。

つづく

公開日2022-02-12

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