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読書日記138

        カント『プロレゴメナ』岩波文庫 (1977)

  

カント『プロレゴメナ』岩波文庫を読む。

立花隆氏が『純粋理性批判』よりこちらを読むべし、ということで読むことにした。

今日は「分析的判断」と「総合的判断」の違いを理解した。

  

分析的判断はア・プリオリ(先天的)のみによって判定する判断を指し、総合的判断とはそこから拡張されたものに関する判断であると理解した。

たとえば「1+1は2である」は分析的判断、「サイコロを2つ振って同じ目が揃う確率は1/6である」といった命題は先天的な判断から拡張されたものであるので「総合的判断」とカントは呼ぶことを理解した。

また、批判という行為は「仕上げられた理性」によって行わねば意味がない、という言葉から、カントという人物は理性というものをとことん突き詰めて考察した人物であると僕は解釈した。批判精神の鏡である。

  

この本は難解であるようにみえて意外にも読みやすい。

これは積んどくにならずに済みそうである。

つづく

公開日2022-02-21

 

【追記・補足】

立花隆は佐藤優氏と共著を出している。別の本で知ったが、佐藤氏はこのときの立花隆のカント批判にうんざりしていたそうである。立花隆はある時点で「小説を読む時間が無駄」と考えた人物であった。そのことはハッキリと記憶している。少し尖ったジャーナリストといったイメージがある。

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