つづきを読み進めた。
気付けば話は統計学に切り替わっていた。
そして、僕は去年の院試を思い出した。
標準偏差、分散、相関係数。
基本はさらっと勉強したつもりではあるものの、話がどんどんアカデミックに進んでいく。難しい。
社会物理学の項目でいよいよ読書が疲れた。
数学が嫌いな人にとってこの本は苦行でしかない。
裏を返せば、やはり確率に関する知識はそのまま統計学の知識となる。
統計学は何故高校で必須にしないのだろう。
僕は率直に思う。
資本主義は金融市場に支配され、金融市場は統計学に支配されている。
つづく
公開日2022-03-09