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読書日記157

朝井リョウ『何者』新潮文庫(2015年)

  

朝井リョウ『何者』新潮文庫(2015年)を読む。

就職活動。懐かしい。

はっきり言ってあの頃から既に今の僕の基礎はできあがっていた。

何もかもがくだらないと思っていた。

就活は茶番だ、そう常に思っていた。

そして僕はことごとく面接で落ちまくる。

会社の説明会はナンパの場所だと本気で思っていた。

憂さ晴らしに、たまたま隣に座ってた女の子とラインの交換もしていた。

6月頃になると内定をもらっている同級生が続出。

今僕が大学生に戻ったとしてもおそらくやることはたいして変わらない。

  

大学生にアドバイスすることもない。

「てきとーにやれば」

僕は当時、伊藤忠商事の元社長、丹羽宇一郎氏の本をよく読んでいた。

『死ぬほど読書』(幻冬舎)は今でも好きだ。

僕はあまりにも遅咲きだと自分で理解している。

咲いてすらないかもしれない。

そう思って生きるほうが楽だ。

競争社会くそくらえ。

この国に生まれただけでも本当は幸せだということを忘れてはいけない。

つづく

【2024年現在の追記・補足】

結局自分は営利活動(営業)に向いていなかったのだろう。

生産活動に向いていなかったというのは早計だと思われる。仕事は日々少しずつ変わり、多様にある。

今はバックオフィスの仕事がしっくりきている。

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